NAS「HDL2-G1.0」の容量アップ作業内容
手順
※この作業を行うには、あらかじめ、NASがRAID1(ミラーリング)
になっている必要があります。
1.NASに保存しているデータを、別のHDDにいったん全て退避します。
2.NAS「HDL2-G1.0」(以降NASとします)をシャットダウンし、
電源を落とします。(NASのWEB管理画面よりシャットダウン)
3.NASのLANケーブル、電源ケーブルを外し、HDD換装作業が
行える状態にします。
4.NASの上蓋を止めている2か所のネジをマイナスドライバで
はずして蓋を取ります。
5.HDDが2台とも縦に差し込んであるので、HDD2を抜き取ります。
(NAS前面の下にHDD1とHDD2の番号が書いてあります)
6.HDD2に新しいHDDを差し込みます。
7.手順4の上蓋を取り付け、手順3のケーブル類を付けて、
NASの電源を入れます。
(しばらくすると赤い異常ランプが点滅し、ブザーが鳴りますので、
NAS前面の下にあるボタンを押してブザーを止めます)
8.NASのWEB管理画面を表示し、ログインします。
9.NASのWEB管理画面のディスク状況がミラーリングの再構築
(HDD1とHDD2のミラーリング復旧)を初めますので、
再構築が完了するまで待ちます。
(完了まで結構時間がかかると思います)
10.NASのWEB管理画面にてミラーリング完了確認後、
手順2、3、4を行います。
11.NASのHDD2を抜き取り、USB接続で外付けHDDとして使用できる
ケーブルなどでPCに接続します。
(私の場合Windows7 32bitのPCに接続しました)
↓私がこの作業の際に、実際に使用した製品になります。
・SATA+IDE HDD つなが~るKIT USB light
※製品がすでに販売終了となっているようですので、別の製品の販売情報をご紹介します。
(ご購入やご使用は自己責任にてお願いいたします)
・サンワサプライ SATA-USB3.0変換ケーブル 0.8m USB-CVIDE3
12.大容量記憶ディスクとしてWindowsに認識されるので、
マイコンピュータを右クリック→管理→記憶域→ディスクの管理にて、
接続したディスクが認識されている事を確認します。
13.EASEUS Partition Masterをダウンロードし、インストールします。
-EASEUS Partition Master 6.5.2 Home Edition-
・フリーのパーティション管理ソフトです。
http://www.partition-tool.com/personal.htm++2016/11/30追記(ここから)++
このブログ記事のコメントにて、
現時点での最新版のURLをお教えいただきましたので、
追記させていただきました。
(日本語の製品ページになります)
-EaseUS Partition Master Free 11.9-
http://jp.easeus.com/partition-manager-software/free.html※上記、「Partition Master」の最新版の操作につきましては、
このブログ記事執筆時の操作内容と異なる可能性がありますので、
自己責任にてご使用ください。
++2016/11/30追記(ここまで)++
14.EASEUS Partition Masterを起動して、
Windowsで普段使用しているHDDのパーティション以外に
NASのHDDのパーティションが表示されている事を確認後、
NASのHDDのパーティションの最後に「Unallocated」
となっている領域(953GB程度)と、その手前に
「Other」となっている領域(473GB程度)があるので、
「Other」となっている領域で右クリックし、
Deleteをクリックします。
15.手順14で削除した「Other」の領域が最後の
「Unallocated」領域とくっついて1.4TB程度の
「Unallocated」領域ができるので、その上で
右クリックし、Createをクリックして、
ファイルフォーマットの確認画面が表示されるので、
「Unformatted」を選択します。
16.EASEUS Partition Masterの画面上部の
「Apply」をクリックして、パーティションの変更を
実行します。
17.パーティションの変更完了後、EASEUS Partition Masterを
終了します。
18.手順11で取り付けてパーティション変更したHDDのケーブルを
PCから取り外します。
19.NASのHDD1に差し込まれているHDD(500GB)を抜き取って、
手順18のHDD(1.5TB)を差し込みます。
20.NASのHDD2にまだ何もしていないもう1台の新しいHDD(1.5TB)を
差し込みます。
21.手順4の上蓋を取り付け、手順3のケーブル類を付けて、
NASの電源を入れます。
(しばらくすると赤い異常ランプが点滅し、ブザーが鳴りますので、
NAS前面の下にあるボタンを押してブザーを止めます)
22.NASのWEB管理画面を表示し、ログインします。
23.NASのWEB管理画面のディスク状況の状態が「崩壊」に
なっているので、システムボタンをクリックし、「RAID1フォーマット」
を選択し、ディスクをミラーリングでフォーマットします。
(HDD1とHDD2のフォーマットおよびミラーリングが行われるので
完了まで半日程度がかかると思います)
24.NASのWEB管理画面にてミラーリング完了確認後、
手順1で退避したデータをNASに戻します。
この作業でNASのHDD容量アップを無事行うことができました。
時間はかかりましたが、新しいNASを購入するよりは
かなり安く済ませることができましたので、良かったです。
まだしばらくの間は、このNASに頑張ってもらいたいと思います。
・・・本体が壊れませんように(笑)
交換で取り外した500GBのHDD2台は、しばらくデータの保険として保存しておき、
その後は外付けHDDとして再利用するかどうか等、考えたいと思います。
※上記作業を行われる際は、自己責任でお願いします。
管理人が構築・管理しているお役立ち情報サイトです。もしよろしければお立ち寄りください。
https://www.dayplusdigital.com/←ブログランキングに参加しておりますので、ぜひ応援のクリックをお願いします。