※私の場合、Scalaの勉強をWindowsで行いますので、
Windowsを使用した際の手順をご紹介します。
-環境構築-
1.JDK(1.5以上)をインストール
ダウンロードURL:
http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html ※JRE(1.5以上)のインストールでも大丈夫ですが、
後々Javaのコードを書いてコンパイルできますので、
JDK(1.5以上)をインストールした方が良いかもしれません。
2.Scala処理系ファイルをダウンロード
ダウンロードURL:
http://www.scala-lang.org/downloads 今回は、Windows環境で実行するので、
Windowsのところの「scala-2.7.7.final.zip」をクリックして
ダウンロードしました。
3.ダウンロードしたファイルを解凍
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、作成されたフォルダ
(今回の場合:scala-2.7.7.finalフォルダ)を任意の場所に移動します。
今回は、Scala開発用に作成した「D:\Scala\」に移動しました。
4.システム環境変数「Path」への変数値追加
システム環境変数「Path」の変数値の最後に、
3で移動したフォルダ内の「bin」フォルダまでのフルパスを追加します。
今回は「;D:\Scala\scala-2.7.7.final\bin」を追加しました。
5.Scalaの動作確認
コマンドプロンプトを起動して、「scala」と入力し、プロンプトが
「scala>」になったこと(scalaが起動したこと)を確認します。
確認が終わったら、「exit」と入力し、scalaを終了します。
-Scalaコード実行-
1.標準出力への「Hello, world!」出力
1.1.まずは上記「環境構築」の5の手順でscalaを起動させます。
1.2.以下のようにコードを入力し、「Enter」を押します。
scala> println("Hello, world!")
1.3.scalaプログラムが実行され、コマンドプロンプトの画面に
「Hello, world!」と表示されます。
2.Scalaコードを記述したテキストファイルからの実行(println)
2.1.フリーのテキストエディタなどで以下のコードを入力します。
println("Hello, world!")
2.2.コードを入力したファイルを任意の場所に保存します。
保存ファイル名:hello.scala
保存先(例):D:\Scala
2.3.コマンドプロンプトを起動して、2.2.でファイルを保存した
場所にディレクトリを移動します。
C:\> cd D:\Scala
2.4.「scala」コマンドで作成したファイルのscalaコードを実行します。
D:\Scala> scala hello.scala
2.5.ファイルに記述されたscalaコードが実行され、
コマンドプロンプトの画面に「Hello, world!」と表示されます。
3.Scalaコードを記述したテキストファイルからの実行(foreach)
3.1.フリーのテキストエディタなどで以下のコードを入力します。
args.foreach(arg => println(arg))
3.2.コードを入力したファイルを任意の場所に保存します。
保存ファイル名:pa.scala
保存先(例):D:\Scala
3.3.コマンドプロンプトを起動して、3.2.でファイルを保存した
場所にディレクトリを移動します。
C:\> cd D:\Scala
3.4.「scala」コマンドで作成したファイルのscalaコードを実行します。
D:\Scala> scala pa.scala Concise is nice
3.5.ファイルに記述されたscalaコードが実行され、
コマンドプロンプトの画面以下の文字が表示されます。
Concise
is
nice
補足:Scalaコードの中に、Java同様、「//」や「/*と*/」でコメントが
記述できるのですが、日本語を含むコメントを記述する場合、
保存するScalaファイルの文字コードを「UTF-8」にする必要が
あるようです。
他にもいくつか簡単なコードを試しましたが、
まだまだ始めたばかりで、「Scala言語の凄さ」を実感できていません。
少しずつ勉強して、Scalaコードをガリガリ組めるようになり、
Javaと併用した効率的なプログラミングを
考えられるぐらいまで体得したいです。
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